2017年4月26日(水曜日)
色々と皆様にご心配いただき、感謝しています。
正直、どこまでシビアな内容を書くべきなのか?
苦しんでいます。
直人の命が助かっただけでも、かなりの幸運?強運?と言える状況だったのは間違えありません。
家族としては、生きてさえいればそれで十分と感じている日々です。
このような大怪我をしていて言うのも変ですが・・・
さまざまな幸運が重なったことで、本当に記録的にも短い時間で手術室に入ることができました。
脊髄損傷からの治療は、12時間以内がものすごく重要で・・・
早く治療をすればするほどに、その先の生活への影響も大きく変わると聞きました。
それ以上に、直人の生命を脅かしていたのは脊髄損傷エリアからの大量内出血でした。
血管の専門医が、1発目のCT検査中に発見。
その場で、止血剤の大量投与となり・・・
先生から呼ばれて・・・個室で状態の説明
途中、嫁・アズが病院にかけつけ、一緒に話を聞きました。
もう時間が無いとの判断で、急いで同意書に全部サインして・・・
アズは、かなり取り乱してしまいましたが、直人が一喝”アズ、心配するな俺は大丈夫だから泣くなここにいろ”
家族がチョロット直人の様子を見て会話したのち、そのまま手術室。
笑顔もありましたね~
直人なりに、アズや嫁に対しての気遣いと感じ・・・この時の奴の表情は一生忘れないでしょう。
出血の原因を見つけて処置したのですが・・・
これ以上の輸血は、その後の合併症などの影響も?
脊髄神経に悪い影響を与えていた胸椎の4・5番一部切除。
一部で終わったのは、再出血の危険がかなりあるので中止となったようです。
脊髄神経の圧迫を抑えるために、そのエリアの背骨が付いている胸椎の後ろ側の骨を全部外し、上下の骨を利用して長いプレートにビスを打ち込んで固定。
大きな空洞を作り、脊髄神経への対応をしたそうです。
これでも、手術としては最低限の処置で終了だそうです。
緊急手術後・・・
状況報告の際は、家族だけでは不安もあり、この手の怪我に詳しいファミリーパパさんに同席をお願いして聞きました。
俺は体が、ふわふわしているような感じで、頭の中に話の内容が全く入ってくるような状況じゃ~なかったように今は思います。
手術を担当した医者の立場じゃ~でてくる話の内容は、本当に厳しい内容の連続で、聞いているこっちの頭がおかしくなりそうです。
今の時代、医療裁判が怖いんでしょうね~
希望的患側は、一切口にしませんからね~
地獄の宣告のようなものですけど、脊髄神経が完全に切れちゃっているわけじゃ~ないとのこと。
見た目にも、神経事態にキズ等は確認できませんでした、とも言われました。
神経の反応も小さいですが、手術中に確認できたとも言われました。
希望は十分にあります。
で・・・今
高度救命救急病棟は変わりませんが、生命の危険から脱したとの判断で、ICUより1つクラスの低い?HCUというところに変わりました。
まだまだ合併症のリスクがあるようで、さまざまなお薬&点滴等を続けています。
現状ではまだ強い痛み止めの影響で、背中からの痛みも少ないようですが、肋骨を4本骨折しているのと、肺に損傷があるので、食事や呼吸がまだまだ辛いように見えます。
体の内側からの治療も大事ですからね~
今は、糖分・カロリーを多く取るようにとの指示で!
ウイダー・・・飲みまくりです。
食道が細くなっちゃっているので、ゼリーが一番楽に入ってくれるんだそうです。
21日(金曜日)からベッドの上でですが、リハビリもはじまりました。
この怪我の内容で、1週間後にリハビリを始めることは、かなり早いペースとのことです。
両手の筋力を落とさないためのトレーニング&下半身のマッサージ?ストレッチ?&呼吸法を学んでお腹に力を入れるトレーニングです。
まずは車椅子に乗れるようにならないと、その先のリハビリに進むことができませんからね~
幸いにも、お腹に力が入るようですから・・・車いすからの転落の危険が少ないとの判断で・・・
昨日、リハビリの先生&看護士の皆さんのご協力で、背もたれの長い車椅子に乗り、病室から外へ空気を吸いに出られた~と本当にうれしそうに話してくれました。
ちょ~ど、髪も洗っていただいて・・・気分もかなり良いようです。
まだこれからの手術予定や、治療方法など・・・
まったくといってい~ほど、何もわかりません?
わかっている内容としては、外しちゃった背骨部分や、完全にダメになっちゃった4・5番胸椎は、インプラント(セラミック)を入れることになります。
強烈にポジティブな直人の力を信じて・・・
先の長い治療になりますが、家族力をあわせて頑張ります。
本人の意思表明では・・・
来年の全日本開幕戦には復帰しますから!
大丈夫です。
2017年4月12日(水曜日)
5日の水曜日、夜に出発。
6日は、尼崎市内にあるアドバンテージさんにご挨拶。
中西社長に、お昼をごちそうしていただき!
九州に向かいました。
すでにリザルト等、結果がわかっているとは思いますが・・・
厳し〜〜〜開幕戦でした!
トラブル&作業ミス続きで・・・
前日のパドック設営後・・・
ど〜見ても、くそマディーとふんで・・・
思い切って購入した、リクルスのクラッチキットを外したんです!
だって、強烈に減るのがわかっているから、もったいないでしょ〜?
ノーマルに戻したまでは、良かったのですが・・・
朝の公式練習・・・
のんびりと歩きながら向かっていると、すでにスタート練習が始まっていて!やば・・・まずい!
ゴーグルなどを預かっていたので直人、スタート練習できず!
で・・・コースイン!
ところが・・・先輩ママさんが・・・
”直人が1コーナー先で止まっちゃったよ〜〜〜?”
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜マジですか~~~~~~~~?
あわてて見に行くと?
直人から、クラッチが切れた状態から動かない?
ガチンって、クラッチから大きな音がした!
そのまま走ることは不可能との判断で、事務局の方に状況を説明して・・・
予選への出場の許可をいただき、パドックに急いでもどりました。
クラッチカバーを開けて・・・
カバーの裏に、クラッチ本体が当たったとみられる傷が?
さわると全体が、前に動くんです?
あ〜〜〜〜〜〜俺のせいだ〜〜〜〜〜〜〜
なんと・・・なんと・・・
クラッチのセンターボルトを、インパクトで締め忘れていたんです。
油圧のクラッチに変えたことで、作業中にクラッチの当たりを気にしちゃい、直人に確認をしていたことで・・・そのままクラッチスプリングを組んじゃったんです。
そのことが原因で、さらにキックギアーからクラッチドラムのギヤーにつながる、もう1枚のギヤーの歯を砕いちゃいました・・・
直人をすぐにHONDAさんに走らせて、同じ物を借りてきて~~~~~
すると直人・・・
展示車両を持ってきて”これから必要なパーツを外して使ってくださいって~ことだから借りてきた!
急いでクラッチを外して・・・
その間、お仲間が直人のオイルを抜いて・・・
磁石で破片の回収をしてくれたんです!
ラッキーでした~綺麗に破片も出てきて、かなり綺麗に除去完了!
新しいオイルを入れて・・・一安心って~感じだったのですが!
さらに・・・
インパクトでしっかりと、しめた後・・・
エンジンかけて、クラッチのつながりの確認をすると・・・
ギャーを入れた直後にエンスト?
数回やって、同じ状況に・・・・
あれ〜〜〜〜もしかしたら・・・・
あわててバイクを横にして、クラッチをまたまたバラスと・・・・
も〜自分で自分が嫌になります。
クラッチセンターハブの手前にドデカいワッシャーが入るのですが・・・入っていない?
そうです・・・リクルスを外した際に、このワッチャーを入れ替えるのを、わすれていたんです。
ダブルでのミスに、俺のメンタルはズタズタでした。
直人に平謝り・・・当然です。
最近、こんな初歩的なミスが続いています。
原因は、わかってるんですよね〜
作業への集中力の低下です。
作業中にふと!思い出しちゃったりすると・・・
そのことが気になり、その作業を始めちゃいます。
終わってから、続きをする際にどこまで作業をしていたかを忘れちゃうんですよね〜
何でもかんでも歳のせいにするのはいけないでしょうけど・・・
本当に情けなくって・・・
最近、自分で自分に腹が立つことが多くストレスとなってます。
これからは、常にノート片手にメモをそのたびに取るように対応しないと、また同じようなミスをしちゃいそうで・・・恐ろしいですよ~
九州でのドマディーは、過去にもろくなことが無かったので、気持ちを切り替えて対応したのですが・・・
直人の初IA2。
予選A組・・・
くじで3番手を引くと・・・アウトから4個目にバイクを入れます。
他のライダーは、全員イン側に集中で・・・
直人1人だけが、ポツンとドアウト!
我が家の経験で、絶対にドアウトが有利と感じていたので、逆にまわりがいないことがラッキーと感じました。
だって・・・
このポジションだと、ゴーグルが1コーナーまでは絶対に汚れませんからね〜
うまく、ドアウトからまくれることができたら、ホールショットも夢じゃ〜ないと感じたからです。
ドキドキのスタートですが・・・
タイミングは、練習していないのに、超〜バッチリ出て・・・
マジで取れるかと思うぐらいの好スタートでした・・・
正直、これなら上位で1周目をクリアーだな〜・・・って思いました。
ところが、ピットエリアで待っていると・・・
1周目に、もどってくると・・・18番手!
え〜どうしたんだよ〜?あれだけ綺麗にスタート決めてもこの位置かよ〜?
さすがにA級は、厳しいな〜?って思いました。
3周目だったか?
1つ順位を上げて、前との差もちじまり・・・
サインボードには”チャンスある”と書いてL2。
残念ながら、前をパスすることができず・・・
無念の予選落ちとなりました。
ま〜朝から練習もできなかったし・・・
ぶっつけ本番的な予選となっちゃったし・・・
俺の原因も大きいよな〜と感じで・・・
直人に、申し訳ないことをしちゃったな〜?の思いで、パドックにもどったんです。
すると直人・・・
”1周目に、マウンテン(富士山)からの下り先のS字で、後ろから思いっきり追突されて、ぶっ飛んだ!”
その追突の際に、スロットル部分に大きなダメージが出て・・・
滑る手で、グリップの無いスロットルホルダーを必死に開けたとのこと・・・
走れば走るほどに、泥や砂がホルダー部分に付着して、動かなくなる状況だったそうで、一気に右腕が上がっちゃった・・・とのこと!
なんで、無理しないでリタイヤしなかったのか?
最後まで、なんとか走り切れば・・・?
前の誰かが転けたり、マディーでのバイクトラブルとか・・・
ある可能性もゼロじゃ〜ないと思ったそうで・・・
絶対に最後まで、あきらめないとの思いでゴールまで必死にスロットルを動かしたんだそうです。
洗車をしてみると・・・
画像のような状態です。
アルミのホルダーも、楕円に変形していて・・・スムースに、そもそも回るような状態じゃ〜ありませんでした。
ま〜ある意味、指や手首に大怪我をしないで良かったな〜と感じるキズ具合です。
悔しい結果ですが、直人からの話では・・・
スタートから全開で、アウトを走り・・・
1コーナー出口では、3番手を走っていたそうです。
追突さえなければ、予選通過は・・・できたんじゃ〜?と感じます。
B組の結果を見る限りでも、直人がこんな状態で走っているより、タイムの遅いライダーが通過していましたので、次の関東大会はチャンスがある!と感じます。
IA初のレースでの予選落ちは・・・かなり聞こえが悪いけど!
1つずつ、積み重ねて・・・
前を狙います。
応援してくれている皆さん・・・
これからも、よろしく願しま〜〜〜〜〜す!